21. ドローンレースへの第一歩! 相模湖ドローンフィールド見学の巻
ドローンレース「相模湖CUP」を観戦するぞ!
〜ジュリエッタも復活しました〜
新たに定めた目標に向け、ドローンレースを調べてみました。ドバイで開催された優勝賞金1億円とかは別として、なるべく小規模なものを中心に。
ちょうど良さそうなレースがありました。
第2回ドローンフィールド相模湖CUPです。
JDRA(一般社団法人日本ドローンレース協会)という団体があるらしく、その団体が2018年7月21日にドローン競技や法人用のテストフィールドとしてドローンフィード相模湖をオープンさせたとのこと。
その場所で9月29日(土)に第2回相模湖CUPを開催するようなのです。
オープンしたばかりの場所で、しかもまだ第2回のレースとはどのような規模なのか、全く想像もできないのですがとりあえず観戦してみようと思い立ちました。
お問い合わせメールで、観戦は可能か?と問い合わせたところ、「積極的に観戦を告知してませんが、ご都合よけれはぜひいらして下さい。関係者ということにします」とのご返事でした。
関係者だけでこぢんまりと開く大会で、なおかつ「相模湖CUP」という名称がちゃんとしてそうだし、勝手に来てもいいよとラフな感じだし、理想的なレースのように思えてきました。
ということで、9月29日(日)相模湖ドローンフィールド行ってきました。
まずは、9月1日より入院している愛車ジュリエッタが退院できるかどうかです。入院は3週間を過ぎそろそろ一ヶ月になるので随分と長引いています。
↓不具合の様子はこちらに書いています。
トランスミッションを分解したら、クラッチを制御する油圧システムから油が漏れていたらしく、その辺りの部品も全面的に変えるというところまで聞いてました。
金曜日に明日使いたいが大丈夫かと聞いてみると、ほぼ終わっているが、最終のテストが終わってないとのこと。代車を用意してもらうことになりました。
輸入車は修理の時に部品取り寄せなどの時間がかかりますね。あと、本国のメカニックとメールでやり取りするらしいので、これまた面倒くさそうです。
翌日は、台風が近づいており、朝から雲が重くたちこめていました。天候不良ならドローンレースは中止らしく、非常に微妙な天候です。
まあ、とりあえず行ってみるかと、まずはディーラーへ向かいました。
そこには代車ではなく、愛車ジュリエッタが用意されてました。昨日、夜中までかかりテスト及び微調整を終了させてくれたようです。メカニックの皆さんありがとうございます。
すでに結構雨が降ってきており、確実に中止だろうなとは思ったのですが、大会会場というのも見てみたいし、久しぶりのジュリエッタテスト走行も兼ねて行ってみることにしました。
まさか道に迷うとは…
相模湖ICで降りてしばらく行きますが、なかなか見つかりません。
「相模湖ドローンフィールド」というデカい看板か何かが道に立っているはずだと思い込んでいたのが敗因だったのでしょうか。
ナビの通りに行ったのですが、そこは水質管理センターの入口でした。
『うーん。まさかここで迷うとは思わなかったなぁ』
ナビを住所ではなく、キーワード検索にして目的地設定したのもまずかったかもしれません。
車を止め相模湖ドローンフィールドのHPをよくよく見てみると「相模湖リゾート プレジャーフォレスト」内と書いてあります。
今度はプレジャーフォレストをナビにセットし再スタート。相模湖リゾートと銘打つぐらいだから、今度こそデカい看板あるなとの思い込みが良くなかったですね。それにさっき失敗したのに、またナビの目的地をキーワード検索してセットしたのもまずかったかもしれません。ナビと看板に頼りすぎてました。
プレジャーフォレストも特に何の看板も案内もなく、ナビに導かれるまま進みましたが、またまた迷ってしまいました。
今度は細い山道に迷い込みました。すでにナビも「こっちじゃないかも」と言ってますが、Uターンできるような場所もなく、対向車とすれ違うのもやっとの細い道を突き進み、山を一つ越えてしまいました。
やっと広い道に出たので停車して、今度はプレジャーフォレストの住所でナビをセットしなおしました。
すると「今来た道を戻れ」との指示。
『うーん。やだなぁ。あの道戻りたくないなぁ』
しかし、仕方ありません。対向車来るなと念じつつ戻りました。
そしてようやくたどり着きました。
リゾートと言う割には何の前触れもなく突然現れた感じです。
ここは、日帰り温泉とか遊園地、キャンプ場がある娯楽施設のようでした。
さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト/神奈川県相模湖の遊園地
「プレジャーフォレスト」内でまた迷う
プレジャーフォレストは、まずゲートがあり、そこで1000円を支払わないと中に入れない仕組みでした。
『うーむ、プレジャーフォレストに入りたいわけじゃないんだけどなぁ。ドローンフィールドちょっと見たいだけなんだよねぇ。まあ仕方ないか。今日は何だかついてない日だなぁ』
施設内に入りましたが、今度はその中のどこにドローンフィールドがあるのかがわかりません。
案内図を見ても書いてないのです。
『おかしいなぁ。どこにあるんだろう。相模湖周辺の人は土地勘が鋭いのかねぇ。案内なくてもわかるんだろうか』
またまたドローンフィールドのHPを見ると、確かにプレジャーフォレストの施設内マップにありました。
よくよく見てみるとプレジャーフォレストの総合グランドという場所がドローンフィードとなったようです。施設内の案内は総合グランドのままで未修正です。
『まあね、7月にオープンしたから案内板直してなくても仕方ないのかもね。突然のオープンで予算もなかったんだろうしね』
すでに雨は本降りになっています。ドローンレースは確実に中止でしょう。とにかくその場所まで行ってみることにしました。
総合グランドまでがまた意外と山道を進む感じです。
もし晴れていれば、
「自然をそのままの姿でいかした素晴らしい施設だなぁ。さすがリゾートというだけはあるよなぁ。あー、何だか空気がすがすがしいなあ。」
となったのでしょうが、どしゃ降りで道が川のようになっていると
「コンチクショー。何だってこんなにわかりづらいだよ。標識ぐらいちゃんと立てとけよ。道もヒデーな川かよ!」となるわけです。
途中キャンプ場があり、どしゃ降りの中でも頑張ってバーベキューしている人達がいました。そういうのを見ても
『何やってんだろうねこんなに雨の日に。楽しくないだろうねぇ』などとすさんだ気持ちになっていくのです。
やっと到着。しかしそこは…
そしてやっとたどり着きました。憧れのドローンフィード相模湖に。しかし、
『ガビーン。寂しい寂しすぎるぜ。』(うすた京介著「ピューと吹く!ジャガー」のピヨ彦のように)
※ネットから拾った画像です。
そこには何もなく、そして誰もいませんでした。
まあ、これだけ雨降っていれば中止なのはしかたないです。それにしても本当に今日大会予定してたのだろうかと、思わずにはいられないほどガランと何もないグランドがそこにあるだけでした。
直前まで、たとえ中止でももう少し何かあるのではないかと期待していた自分がいたことに、あらためて気がついた次第です。
例えば、まだ引き上げていない参加者がパラパラと残っているとか、傍らのクラブハウスでお茶でも飲みながらドローン談議に花を咲かせているとか、関係者がせっせと片付けをしているとか。
そうであれば
「やっぱり今日は中止だったんですねー」
「そうなんですよ。わざわざお越しいただいたのにすいません。もしかしたら先日メールでお問い合わせくれた方ですか?」
「そうなんです。中止だとは思ったのですが、つい来てしまいました。次はいつ開催ですか?」
「あっ。もうすぐ片付けも終わりますので、そちらでコーヒーでも飲んでお待ちください。のちほどゆっくりお話ししますよ」
などという会話がなされていたかもしれません。
コーヒーどころかクラブハウスなんてものもないですし、傍らに移動式のトイレがあるだけですし、そもそも誰もいませんし。
雨の降るどんよりと曇った空を見上げて、
「まあ、どんなところかわかっただけでも来てよかったなぁ」
と呟き、今来た小川のような道を引き返したのでした。
まあ、テスト走行のジュリエッタはすこぶる快調でしたので良しとしますか。
その数日後、久しぶりに風邪を引きフラフラしながら会社に出勤し、週末はすっかり寝込んでしまったのは、この日雨に濡れたこととは全く関係ないと思うことにしています。