【だらだらエッセイ】54歳。なれるのかドローンパイロット

【だらだらエッセイ】54歳。なれるのかドローンパイロット

ドローンパイロットを目指す日々を徒然なるままに…(疲れたら愛車ジュリエッタのことも時たまに)

3. やはり。人から教わる方が数倍よくわかりました。DPA東京渋谷校編

なんでもネットで調べられる時代になったのは本当に便利だと思います。

でも、やはり人から直接教えてもらうのが一番だという、基本の基本を再認識した次第です。

微妙なニュアンスや付加情報の量が比べ物にならないほど多いですね。それと、本題から脱線していかないのがホントいい。

 

さて、まだよく理解できないドローンやその取り巻く環境を解明すべく参加してきました、無料講習会。

DSJ(ドローンスクールジャパン)東京渋谷校(2018年4月14日)とアマナドロンスクール(4月21日)です。

 

 

DSJ東京渋谷校は潮見駅にある日本最大級と称される練習場にありました。西濃運輸の物流センター跡地のようです。

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東京駅で京葉線に乗り換え、スマホを見ていると、あっという間に潮見駅を乗り越してしまいました。

『あ〜ぁ、何やってんだオレは。』

 

DSJ会場は駅を降りてすぐのはずなのですが、本当にココでいいのかぁ?西濃運輸の施設のようだしなぁと思わせるところでした。

 

その日の参加者は私一人。15分ほど前に受付をすませると、「お一人ですし、早いですが始めますか?」と、出迎えてくれたインストラクター鏑木氏、気軽な感じで始まりました。

ドローンの概要、歴史、ドローンの産業活用への期待、過去の事故、それにより規制に動き出した背景、関係法令、業界団体、資格制度などなど短時間で一気にわかりました。

 

よくわからないまでも事前に色々と調べていたため、話をお聞きしながら、フムフムあれはそういうことだったのか! と即座に理解できました。その場で知識が急速結晶化したような気持ち良さとでも言いますか。

特に、ドローンの名前の由来はご存知ですか?との問いかけには、「オス鉢の羽音(はおと)らしいですねー!」などと即答できましたし。

そうなると、前回イラつきつつ、やや投げやりな「ネットで調べる前に事前知識が必要だ!」という結論めいた考えは、「安易に人に聞く前に、わからないなりに自分で調べて見るべきた」というややステレオタイプな、逆にそれを言われた人をイラつかせるような考えに変わりました。

 

ドローン操縦の技能認定をしている主要団体は2つある事がわかりました。

自分で調べたときは4〜5つくらいあったのですが、それは技能認定のほか、知識だけの検定、メーカー主催などごちゃ混ぜにしておいたからでした。

講習会で「操縦技能については大きく2つあります!」と言われると、フムフム2つでいいのね。とスッキリしました。

2つの団体とは、DPA ディーパ(一般社団法人ドローン操縦士協会)とJUIDA ジュイダ(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)です。

 

2014年7月設立のJUIDAは学術系の団体のようで、構成メンバーも大学教授などが多く、ドローンの産業利用促進とそれに伴うパイロット養成が目的の業界団体とのこと。

一方DPAは、2016年6月に設立。ドローンによる事故や事件をきっかけに、行政主導のもと作られた団体らしく、構成メンバーは代表こそ大学教授ですが、元国交相総務省経産省農水省警察庁などでがっちりかためています。

 

それぞれの団体が認定しているスクールがあり、系列のスクールは団体が決めた内容で講習をおこない、合格すると修了証を発行。修了後にDPAまたはJUIDA(スクールの系列の方)に登録すると晴れてそれぞれの団体の資格をもらえるという仕組みのようです。

 

系列の大まかな特色は、JUIDAは座学が多く安全運航に必要な知識を重視、一方DPAはドローンパイロットアソシエーションとの名の通り、座学はあれど技能をより重視するスクール内容になっているようです。

 

今回無料講習会を申し込んだ2校は、たまたまそれぞれ別の系列校でした。DSJ東京渋谷校はDPA系列、アマナドローンスクールがJUIDA系列。偶然ですが、系列別の内容がわかりそうでラッキーでした。

 

全体像は、国土交通省がドローン団体や関連する企業を認可しており(認可団体は国土交通省HPに掲載されています)、その中に民間の業界団体DPAやJUIDAがあり、その団体が認定しているスクールが多々あるという構造でした。

DPA、JUIDAの認定校でも必ずしも国土交通省が認可しているとは限らないので、スクールを選ぶ時、そこは注意した方が良い点とのことでした。

 

座学講習の後は、楽しみにしていた実機の操縦体験です。

間近でドローンなるものを見るのも初めてですし、ましてや操縦など数日前まで考えた事もなかったので、久しぶりに子供の頃の気持ちにかえったようでした。

子供の頃の気持ちと言っても、子供の頃はよくこんな気持ちになったよなぁ、と実感が溢れ出てきたというわけではなく(それはあまりにも昔すぎて、その気持ちを保持している脳細胞が死滅し、1ニューロンたりとも残っていない状態なので)、やる事ほとんどがはじめての事が多かった子供の頃は、きっと期待や不安が入り混じったドキドキワクワクを感じていたんじゃないかなーと、この文章を書いている今、考えたということだけなのですが。

 

生まれて初めてのドローン操縦は迫力あり、思った以上にうまくいったような気がしました。と言っても上昇と左右移動ぐらいですが。

インストラクター鏑木氏から、「上手ですねー。初めててこれだけできる方なかなかいませんよ。」と言われすっかり嬉しくなりました。

これは54歳にもなると、舌打ちされたり、無表情で全く関心ないですーという目で見られたりすることは多かれど、人から褒められるという事が日常生活で全くなくなるため、なおさら感激したのだと思います。この感覚は子供の頃の云々などと屁理屈をこねる必要なく、老若男女共通の感情ではないでしょうか!

という事でDPA東京渋谷校の無料講習会は非常に有意義に終了しました。

 

だらだらと長くなったので、アマナドローンスクールは次回にします。